男性トイレの壁に貼る張り紙にはなんと書くべきか、考えてみましょう。
自社ビルをお持ちの会社経営者の方もおられるでしょう。
オフィスを借りて営業されている会社経営者の方も居られるでしょう。
トイレを誰が掃除しているかは、会社によって、ビルによって違うでしょうが、トイレが綺麗な会社はやっぱり得をします。
トイレが綺麗な時の会社のメリット
会社のトイレ、もしくは会社が入っているビルのトイレが綺麗だと単に「気持ちが良い」というのもありますが、効果はそれだけではないのです。
社員が社内も綺麗にしようとする
トイレが綺麗だと、トイレのたびに綺麗なところを見ることになります。
ちゃんとしている会社はやっぱり、書類においても、置いてあるダンボールにおいてもきちんと整理して保管されています。
雑然とした社内と整理整頓された社内ではどちらが仕事が捗るかというと、わざわざ言う必要も無いほどです。
トイレが汚いと「汚くていいだ」と社員は勝手な持論を展開し始めます。
みんなが毎日見るトイレはきれいにしておくべきなのです。
入社試験を受ける人へ好印象
これから機会が増えてくるかもしれませんが、新しく入社される社員の方が面接に来られた場合、「トイレを見る」というのは良い会社かどうかを測る一つの方法となっています。
ここに力を入れないと、それだけで「この会社は・・・↓↓↓」とどこか気持ちが落ちるといいます。
もちろん、トイレだけのことではないのですが、自分にとって意にそぐわない内容があったとき、「表面的には良いことを言うけれど、いざ入社したらあのトイレのように酷いんだ」と勝手に思ってしまうのです。
自分の会社の人間だけが使うわけではないトイレのことでこんな風に思われてしまうのは残念すぎます。
そこでやはりトイレは綺麗にしておく必要があるのです。
なんと張り紙をするか
さて、やっと本題です。
トイレは綺麗に使って欲しいところですが、トイレになんと張り紙をしますか?
プレッシャー型
「トイレは綺麗に使うこと」
これは、トイレを強制的にきれいに使うことを強いています。
おそらく、業務においても同様に高圧的にプレッシャーをかけられて仕事をすることになる傾向があります。
なんとなく、面接に来られた方もそういった雰囲気を感じてしまうかもしれません。
「トイレはきれいであるべき」と言う感が方も「社員には徹底させるべき」と言う考え方も悪くないのですが、書き方をもう少しソフトにした方が印象的にはいいと言えます。
感謝型
「いつも綺麗に使ってくださってありがとうございます。」
トイレをきれいに使うかどうかは、この張り紙を見ている瞬間がまさに使っている時でしょうから「未来のこと」を書いていると思います。
ところが、人間とは不思議なもので「あなたは優しい人」と言われ続けると、「自分は優しいのだから、教え方も優しくししないと」と優しくなるものなのです。
その心理を巧みに使った、先にお礼を言う作戦と言えます。
また、見ている人にも良い印象で、悪いことはなさそうです。
この文言に類する言葉で、先にお礼を言って、利用者にきれいにトイレを使てもらってはどうでしょう?
こういった小さな小さなところから人の心とは少しづつ変わっていき、大きな結果につながるのだと言えます。