「プラットフォーム」と言って何を指し示すか説明することが出来るでしょうか?
駅のプラットフォームとは意味は同じですが、違う物です。
今回は簡単に言うと、他人が準備したものに乗っかって利益を出せるか、というお話しです。
プラットフォームとは
駅のホーム、プラットフォームのように、色々な人が乗っているのです。
電車を利用する人が全員プラットフォームに乗るように色々な人が色々な目的で集まります。
そのため、そこで新しいビジネスが発生します。
例えば、立ち食いソバもその一つでしょう。
おみやげ物もその一つだと言えます。
安定して人が集まるところにはビジネスが起こしやすいのです。
それと同じことがマーケティングでも行われています。
例えば、「アップル」。
iPhoneと言う強力ブランドを入口にして、プラットフォーム化してあります。
音楽が売られていたり、アプリが売られていたり。
無料のゲームもあったりしますし、そこからまた新しいビジネス展開が起こせるようになっています。
プラットフォーム戦略にどんなメリットがあるか
旅行で駅を訪れた人が、思い出したようにお土産を買うことを思い浮かべたらいいのですが、そこでビジネス展開をしたら必ず収益が上がります。
アップルのプラットフォームに乗っかると、ゲームを無料で出していても、「課金」と呼ばれる商品が売れていきます。
「売れるべくして売れていく」と言ってもいいかもしれません。
やれば必ずもうかるビジネスと言うのはかなり有利です。
やっても軌道に乗るかどうか分からないビジネスなどいくらでもあります。
しかし、成功することにかけて、そこに資金を投入して行くのです。
うまく行けば大きな利益を得ることになりますが、失敗したら投入した資金は返ってきません。
そこには博打的要素が含まれることがあるのです。
確実性のあるプラットフォーム戦略と、いわば個別のビジネス。
どちらを取るかという選択が会社経営者にはある訳です。
他社が準備したプラットフォーム戦略に乗っかるメリット
他社が準備したプラットフォームに乗っかるというと、他人のふんどしで相撲を取るみたいでどこか面白くないと言う考え方もあります。
一番いいのは、自社で準備したプラットフォームに自社が乗っかり、他社も乗っかってきてくれて盛り上がることが一番儲かります。
ところが、このプラットフォームを完成させるまではとんでもなく資金が必要です。
そこで一つのプラットフォームとして確立できればいいのですが、鳴かず飛ばずのことだってあり得ます。
それを考えたら、既にあるレールの上に乗っかる方が安全で確実と言えます。
また、投入する資金も少なく、収益予想もある程度推測が付きます。
損をしない様に資金を投入して、計画的に展開して行く。
そんなことが可能なのは、他人のプラットフォームに乗っかっているからと言えます。
一人でお店を立ち上げるか、ショッピングモールなど既に人が集まっているところに出店するか、と言った選択に似ています。
あなたの会社ではどちらを選択されますか?