経営者が絶対に知っておくべき「相対価値」と「絶対価値」

会社内の全ての人間が行うべきことは「価値の創造」です。
たとえば、商社の様に左から来たものを右に動かすだけの会社でもそうです。
金属加工業の様に作った商品を納めるにしてもそうです。
もちろん、飲食店だってそうです。

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いかなる商品を扱っていようと、「価値の創造」は会社全体で行うものです。
具体的に言うと、電話の受け答えひとつでもそうです。
「いつまでたっても誰も出ない会社」「必ずワンコールで出る会社」では、印象は確実にワンコールで出る会社の方がしっかりしていると感じます。
仕事を頼みたいと思うのは、当然しっかりした会社です。

ダメな会社に仕事を頼みたいときなどロクなことはない時だけです。

 

「価値の創造」は全社員で取り組むとして、経営者はその「価値」について十分知っていないといけません
今回はこの「価値」についてお知らせします。

 

 

「絶対価値」の例

「絶対」価値とは、どんなものでしょう?
例えば、コーヒー。
おいしく飲める温度は何度かご存知ですか?

 

コーヒーの香味を引き出し、美味しく飲める適正な温度は「60度~70度」と言われています。
ここでは、「熱めのコーヒーが好きなAさん」について考えたいので、70度のコーヒーが熱めでかつおいしく飲める最適温度とします。

会社経営とコーヒーの温度

 

この「70度」は冬でも夏でも70度です。
本来70度なのに、冬場に計ると65度と表示されることはありません。

 

Aさんが「熱いコーヒーを淹れてくれ」と言ったら、70度のコーヒーが「正解」となります。
そして、Aさんはホットコーヒーが好きなので、夏でも冬でも「熱いコーヒー」と言えば70度のコーヒーとなります。
ところが、Bさんはぬるめのコーヒーが好きです。
ここでは「60度のコーヒー」がそれにあたります。
しかし、Aさんにとって「ぬるいコーヒー」Bさんにとっては「熱いコーヒー」です。

 

基準はAさんでもBさんでもありません。
絶対的な目盛りである「温度計」を元にAさんに取っての熱いコーヒー70度とBさんに取っての熱いコーヒー60度を指しています。

 

ここにはトラブルは起きなさそうです。

 

「相対価値」の例

さて、先ほどのAさんがBさんに頼みました。

 

「熱いコーヒーを淹れてくれよ」

 

Bさんは、熱いコーヒーを準備します。
自分にとって熱いと思う60度のコーヒーです。

 

Aさんのとっては「ぬるい」と感じてしまうでしょう。
この時「基準」が「温度計」ではなく、「Bさん」になっているからです。
Aさんは不満です。
「熱いコーヒー」を頼んだのに、Bさんはそれに反して「ぬるいコーヒー」を出しました。
Bさんに対してあまり良く思わなかったようです。
逆に、Bさんは訳が分かりません。
指示された通りに「熱いコーヒー」を出したにもかかわらず、Aさんは満足しないのだから。

 

これは「Aさんにとって熱い」と「Bさんにとって熱い」の温度に差があったからです。
単に「熱い」とか「ぬるい」というのは、「相対的」なもので「絶対的」なものではありません。

 

 

「相対価値」と「絶対価値」どちらがいいのか

コーヒーの温度くらいならば、AさんとBさんは同じ会社なので話しているうちに誤解もとけるでしょう。

会社として、価値をお客さんに提供する場合、この価値について経営者は知っておく必要があります。

 

例えば、炭酸ジュースを開発して販売している会社があったとします。
仮に「ビタミンC」がたくさん入っている商品が人気だったとします。
「ビタミンC1200mg使った炭酸ジュース」

 

「ビタミンC1200mg」と言われたら人はどう感じるでしょう?
「1200」と言う数字は「多い」と感じるかもしれません。
しかし「mg」と言うのは少ない時に使う単位です。

多いのか少ないのか判断に苦しみます。

絶対価値と相対価値

 

ここでライバル会社が似た商品をぶつけてきました。

 

「レモン50個分のビタミンCを使った炭酸ジュース」

 

「ビタミンC=酸っぱい」からビタミンCをレモンに置き変えたコピーで販売してきたのです。

 

あなたならどちらを選びますか?

 

「ビタミンC1200mg使った炭酸ジュース」
「レモン50個分のビタミンCを使った炭酸ジュース」
多くの方は「レモン50個分」を選びます。
こちらの方が多く成分を含んでいるような気がするのです。

 

実はレモン1個分とは「ビタミンC20mg」と決められています。
すなわち、「レモン50個分」とは「ビタミンC1000mg」を指します。
自社はビタミンCをたくさん使っているにもかかわらず、ライバル企業に負けるのです。

 

「ビタミンC1200mg」は絶対値を使っています。絶対価値です。
「レモン50個分」は相対値を使っています。相対価値です。
ここには「誰に伝えるか」と言うことがあるかないかで差が出たといえます。

 

自社が負けた理由は盲目的に「絶対値」をとったことです。
ライバル企業は、消費者がビタミンCの多い少ないの概念がないことを感じ取り、容易にイメージできるようにしました。

「お客さんのことを考える」ことが差となっています。

 

時として「絶対価値」の方が良く、時として「相対価値」の方がいいのです。
ここには、「誰にとって」と言う「基準」を明確にする必要があります。
この判断は経営者が行うべきことで、その考えを全社員に伝えます。
全社員は、その考えに沿ってサービスなどの「価値の創造」を行っていくのです。
この考えを知っているのと知らないのでは確実に判断に差が出ます
こういった「知っておくべき要素」はコンサルタントに聞くのが一番と言えます。

 

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