このページでは、経営戦略を立てる上で外せない3要素の一つ「競争優位を持続させる要素は価値の連鎖(バリューチェーン)に中にある」と言うものをお知らせします。
この3要素と言うのは、マイケルポーターの「3つの中心概念」を指しています。
ちなみに、1つ目、2つ目はこちらでお知らせしています。
そして、3つ目は、「競争優位を持続させる要素は、価値の連鎖(バリューチェーン)に中にある」です。
競争優位を持続させる要素は、価値の連鎖(バリューチェーン)に中にある
自社の優位性を見つける手掛かりになるのが、バリューチェーンです。
売上が良くなかったときや、現在の収益の柱が壊れそうなとき、多くの企業では、自社の強みを考え直すことをします。
残念ながら、多くの場合新しい考えは浮かばず、いらいらとそわそわが続くだけです。
そんな時は、このバリューチェーンの考えを身に着けることで、新しい目を持つ手掛かりになります。
バリューチェーンとは、会社の動きを「主要活動」と「支援活動」に分けて考えます。
主要活動
主要活動とは、以下の活動を指します。
仕入れから、製造、販売までの流れを書くイメージです。
購買物流
製造
出荷物流
マーケティング販売
サービス
そして、マージン
支援活動
支援活動とは、以下を指します。
調達活動
技術開発
人的資源管理
事業インフラ
上記のそれぞれについて、自社のことを書いていきます。
次にライバル企業について、できるだけ詳しく同じようにバリューチェーンを書きます。
自社とライバル会社を比較すると、自社の優位性が浮き彫りになってくると言う訳です。
マイケルポーターの結論
企業競争の鍵は、ポジショニングにある。
「既存企業との競争」、「新規参入者」、「代替品の脅威」、 「顧客の交渉力」や「供給業者の交渉力」に対し強いポジショニン グを獲得することが重要。
バリューチェーンを使うことで、自社の強みを知ることができ、それを武器にポジショニングを取りやすくなる。
戦略は、「コスト・リーダーシップ」、「差別化」、「集中」のいずれかを選ぶことが必要であり、中途半端 な選択はすべきではない。
いかがでしょうか?
知っていること、知らなかったこと、言われたら納得すること、あったのではないでしょうか。
大事なのは、これらを体系立てて考えることです。
全部まとめて考えてしまうと、なんとなく強い、弱いと言うイメージが先行してしまって、本質が見えなくなってしまうからです。
自社の強みを知って、自社に有利なビジネスを展開する。
そんな考えで経営戦略とは立てる必要があるのです。