社員教育ではほめたり叱ったりだけでなく、第三の道も考える

社員の教育ではほめて育てることも、厳しい態度で叱って育てることも必要です。

どちらが有効かかんがえてみましょう。

 

サムライコンサル塾

 

社員は厳しく当たるべきか、優しくあたるべきか

両方が必要であり、片方だけでは不十分な接し方になる可能性があります。

また、相手によって使い分けることも必要で、誰に対しても均一であることが最上とは限りません。

 

さらにほめるでもなく、叱るでもなく、第三の道を採る方法もあります。

それは、アドラー心理学を応用するやり方です。

社員間のトラブル

魔法の言葉

アドラー心理学を極度に単純化して表現するなら、それは共同体(企業を含む)を強く意識して、共同体として機能する人間を育てる方向を目指す心理学です。

 

人は注意されて自己改善を探ったり、ほめられてさらに自己改善に向かうこともありますが、「ありがとう」と礼を言われることが最も意欲を持たせ継続することがあります。

 

ほめられればお世辞ではないかと疑い、注意されれば意気消沈して逆効果になることもあります。

しかし、素直に「ありがとう」と礼を言われて、それを疑ったり逆効果になることは殆どありません。

 
優越感や劣等感をもたらすであろう方法を避けるべき場合もあり、その時は礼を述べることで相手の能力を認め、相手を勇気付け、共同体たる企業全体に寄与したいという動機が生まれます。

企業は個人プレーで動くものではなく組織力が重要ですから、組織として円滑に動くよう采配されなくてはなりません。

それには「ありがとう」の一言が、絶大な力となることもあるのです。

仲直り

優越感と劣等感

ほめて生じる優越感や叱って生じる劣等感では、自分個人に閉じこもり利己主義的側面を持ちがちですが、アドラー心理学の方法では、礼を述べることで利他主義の考えを芽生えさせ、共同体を活性化させます。

 

ほめるのも叱るのも上下関係があってのことですが、礼を述べることには上下関係は関係なく、あらゆる人間関係に通用することであり、共同体を結束させる重要な力となり得ます。

 

ほめたり叱ったり、礼を述べたりの3種類の対応を、その時々の相手や状況に応じ、最適の方法を選ぶことになります。

また、そのような最適の対応が日頃の繰り返しにより、考えずとも自然にできてしまうことが望まれます。
相手をほめようとする時には「ありがとう」の言葉を添え、叱って間違いを正そうとする時には「こうしてくれるとありがたい」の言葉を添えると、単にほめたり叱ったりする以上の何かの効果が生まれる可能性があります。

優越感でもなく劣等感でもなく、利他的意欲の引き出しこそ重要だと思われます。

 

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