多くの会社経営者が見逃すリスク「リスク分散」

多くの会社経営者が見逃すリスクがあります。

それはうまくいっている時ほど見えず、気付いた時には遅いことなんです。

事前にそのリスクに気付いて手を打っておくことは重要です。

実際の例も合わせてお知らせします。

サムライコンサル塾

 

問題発生例

あるホームページ運営の会社の社長さんの話です。

この会社では、多くのホームページを運営しています。

ホームページとは、サーバーと呼ばれるネット上のハードディスクにホームページのデータを置いておくことで24時間世界中から見ることができる仕組みなっています。

 

ホームページは、すごい営業マンで24時間寝ずに仕事をしてくれます。

サイト経由で商品が売れる仕組みを作ってしまうと、社員全員が寝ている間も売上を上げ続けてくれます。

 

この会社の社長さんは多くのホームページを持っていました。

商品ごとに専用のページを作っていて、それを見たお客さんは購入ボタンを押していました。

 

ところが、このネット上のハードディスクは「サーバー」と呼ばれていますが、ここに「弱点」がありました。

 

サーバーとは見えませんが、日頃から海外のクラッカーに攻撃されています。

クラッカーとは悪いプログラムを作る人です。

個人情報を取ろうとしたり、お金を取ろうとしたり、そんなプログラムを作る人です。

 

ある日、ホームページが攻撃されて表示できなくなってしまいました。

この会社の売上の全部ではありませんでしたが、半分以上の注文がホーム―ページ経由だったため、この社長は焦りました。

 

しかし、この社長はページの内容についてはプロでしたが、サーバーについてはほとんど知りませんでした。

サーバーは通常企業から借りて使います。

サーバーの管理人と呼ばれる人が管理しています。

 

この社長はサーバー管理人が、海外からの見えない敵を追い払うのを待つだけしかできません。

この攻撃は半日で終わったのですが、損失は大きかったです。

 

半日の間に売れなかったのもそうなのですが、その間にアクセスしてくれたお役さんはサイトが表示されなかったので、サービスが終わったり、会社がつぶれたのだと思って、お気に入りに入れていたサイト登録を解除してしまったりしていたのです。

 

平常運転になってもアクセスが減ったと言います。

技術の仕事

見えないリスク

何もない時には存在自体が見えなかったリスクがここにはありました。

それは、サーバーが1つしか無かったということです。

 

1つのページには1つのサーバーが必要なのですが、サイトを2つ、3つ作ってもサーバーは1つで良いのです。

コストを考えると多くのサイトを1つのサーバーで受け持っているのが一番コストが安いのです。

 

サイトが10個あるのならば、サーバーは1つではなく、2つか3つ準備しておけばよかったのです。

もちろん、10個準備すれば一番いいのですが、コストの問題もあります。

サーバーが1つでは、あるページが表示できない時、全てのサイトが同様に表示できなくなってしまいます。

 

2つか3つ準備しておけば、リスクは1/2、1/3となっていました。

あるページは攻撃に寄り、表示できないとしても、他のサーバーに乗っているサイトは表示される。

こんなリスク回避をする必要がありました。

 

電子定款

ところが、順調な時はこのリスク自体が見えていません。

今回のことを「チャンス」ととるか、「二度とお来てほしくないトラブル」ととるかで今後の経営に大きく差が出ます。

予想もつかないリスクを先に予想するのは難しいです。

ただ、目の前に起きてしまったトラブルを、どう生かすかが本当のリスク回避だと言えます。

 

 

 

サムライコンサル塾

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