売れない商品を作る経営戦略の裏側

「売れない商品を作っている会社」と聞くとあなたはどう思いますか?
これだけ無駄の削減を言われている世の中です。
逆行しているように思えます。

実は、経営戦略として、会社判断でやっている会社があります。
その考えの裏側についてお知らせしたいと思います。

サムライコンサル塾

先日テレビで紹介されていたのは、爪切りの製造販売を行っている会社でした。

恐らくこちらの会社だったと思います。

諏訪田 爪切り

 

ニッパータイプの爪切りが15,000円もします。
商品の価格帯を調べると、

 

  • 2,000円弱
  • 7,000円前後
  • 15,000円前後

 

と比較的買いやすい物から番組で取り上げられた15,000円の物まであります。

 

⇒ 爪切りの価格帯を見る

 
ここで、最高級品で受注生産の6万円の爪切りを作ったそうです。
あなたならどう思いますか?

 

私の会社の社員Kくんは「また、どうしてそんなの作るかな~」と言いました。
しかし、私はその意図が分かりましたので、社員教育のために裏の意図を伝えたのです。

 

Kくんも納得の理由は以下です。

 

技術力の向上

番組でも紹介されたいたのですが、この会社は「技術」の会社です。
経営戦略として自社の強みを考えた場合、「商品の品質の良さ」を選んだのだと思います。

爪切りにだって経営戦略はある

 

ニッパー型の爪切りは他でほとんど見ることがなく、この商品に賭けている会社と言うとここだけではないでしょうか。
そういった意味では「独自性」もすごいです。
しかし、この15,000円の商品が最上だと現在以上の技術向上は期待できません。

 

原材料技術力手間、この3つが製品の品質に大きく関わるといえます。
既に販売されている15,000円の商品では原材料費は決まっているでしょうし、手間もいつもの2倍賭ける訳には行きません。

 

日々の仕事から技術力は上がっていくでしょうが、これは「生産効率」であって「新しいものを開発する力」とは少し違います。

15,000円で売ることを先に決めていると、先にあげた3つがネックとなってそれ以上上には行けないのです。
それを打ち破るには、「全部最初から考え直す」ことです。

 

材料の見直しを行い、材料が変わると必ず何かしら問題が出てきます。
それを解決して行くことでノウハウと技術力が高まります

 

また、日々の生産と違って開発にかける手間は普段のそれとは比較にならないでしょう。

新しく考え、積み上げたのが6万円という最高品質の商品なのです。

 

価格設定のマジック

この爪切りの会社は「技術の会社」ですが、「会社経営」の方の目から言えば、価格設定にもマジックが存在します。

それが「3プライスマジック」です。
私はある方からこれを教えて頂きました。

 

実例としては、「居酒屋激戦区で価格を下げつつも高利益で儲ける方法」があります。

居酒屋と言えば、景気の影響が直撃する業種です。
周囲にライバル店があると段々価格勝負になってきます。

 

ライバル店が生ビール1杯300円で出したら、自店は280円で出さないと負けてしまいます。
そしたらライバル店は270円のセールを始めて・・・とどちらかがつぶれるまで続く勝負に突入です。

 

ここで、商品最安値をとりつつ、利益率を上げる方法があるというのです。
私はそんなことが出来るのか、と訝しい気持ちで話を聞き始めたのを覚えています。

 

人は3価格帯があると真ん中を選ぶのです。
先の例ならば「生ビール100円」で出してOKなのです。

生ビール

 

お客さんはそれ目当てに入店します。
そしてメニューを見ます。

 

従来のメニューならば、300円、500円、800円と言った価格帯でメニューを構成していました。
お客さんは「だいたい1品500円くらいの店だな」と判断します。
500円の商品を中心に注文し、いくつか贅沢をして800円の商品を注文します。
これだと、ライバル店のことを考えて多くのメニューを値下げしたので原価率が高くお客さんがたくさん入らないと利益がでません。

刺身盛り合わせがあると価格帯が変わる
ところが、ここに2,000円のお刺身セットを入れます
メニューの冒頭に写真入りででかでかと。

 

そしたら、300円、500円、800円、2,000円と価格帯が変わり、500円、800円の商品が中心に売れます。
そこで、少し価格を変えて、300円、550円、900円、2,000円にします。

 

同様に550円、900円の商品が中心に売れます。利益率は確実に上がっています。
しかも、300円は変わらないし、目をひく生ビール100円もあるのでお客さんは入ってきます。

 

こう言ったからくりが価格には存在します。

同じからくりで、先ほどの爪切りも

  • 2,000円
  • 7,000円
  • 15,000円

だと、7,000円の商品が中心に売れていきますが、

  • 2,000円
  • 7,000円
  • 15,000円
  • 60,000円

 

となることで、15,000円が中心に売れていくのです。

 

このことから何を学ぶべきでしょうか。
商売には「プロ」が必要

 

技術の会社では、プロの技術者が必要です。
また、経営にもプロが必要なのです。

 

経営のプロでノウハウをたくさん持っているといえば、「コンサル」です。
しかし、コンサル料が高い!

 

こう言ったノウハウはコンサルの先生様から教えて頂く項目ではなく経営者は自分で習得しておく必要があります
こちらでもお知らせした通りコンサルのノウハウは盗むことが出来ます。
⇒ 会社経営コンサルのノウハウを盗む

 

日々の業務の中では絶対に知ることができず身に付けることが出来ないコンサルノウハウをここでは得ることが出来ます。
私が価格帯のマジックを習ったのもこの方です。

会社経営者は自社が反映するためにプロとして、勉強が必要だと感じさせられました。

 

 

サムライコンサル塾

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