どこの会社にも10人いれば必ず1人くらい口達者な人がいます。
会社経営者として困るのが、こういった人ほど会社や経営者に楯突くことです。
多分本質的な性質なのだと思います。
こういった従業員の対処法についてお知らせします。
まずは相手のペースを崩す
口が達者な人は、独自の世界観を展開してきます。
なんとなく理にかなっているようなことをたくさん言います。
時として納得してしまうこともある程です。
そして、その先に無茶な要求をぶら下げてきたりします。
例えば、「現状の給料では、家庭を維持できません。同業他社と比べても給料は低く、ライバルに勝てません。給料アップをお願いします。」などです。
口達者な人は本当に口が達者。
そういった人を何とかするには、まず相手のペースを崩す必要があります。
誰でも比較的簡単に相手のペースを崩す方法があります。
キーワードは「そもそも」
それが「そもそも」です。
独自論理を展開していく人の多くは、結論を急ぐあまり根本的な部分が抜けていたり、甘かったりするものです。
ちゃんと考えているとしても、話のどこかには必ず「誰もがそう思っているはず」と言う点は省きがちです。
普通に聞いていたらどこか聞き流してしまいます。
こういった点を突かれると誰でも腰砕けになってしまいます。
それを切り出すキーワード的な言葉が「そもそも」です。
「そもそも君はうちの社員の給与を把握しているの?君だけの話じゃないの?」とか、「そもそも同業他社の社員の給料をなぜ知っているの?他社から情報を得ていると言うことは会社辞めちゃうの?」とか、そういう論理展開です。
ツッコミどころは色々あります。
それを考えるときは「そもそも」に続く言葉を考えてみてください。
口が達者な人は、こういった足元が崩れる質問に弱いです。
話のペースが崩れるのもあります。
よくよく考えたら、本当にそうなのか、と考えたりします。
頭がいい分、逆のことを考えると自分の論理展開の裏側を自分でみるわけですから、優秀であればある程ペースが崩されるのです。
自滅しなくても、相手はあたふたするのは間違いありません。
人によっては怒り、ひとによっては黙る。
相手が慌てる姿を見ると、自分は気持ちが落ち着いていくものです。
こちらのことを考えることができるようになり、もめても有利に話を展開できると言うものです。
逆に、こちらは慌てずに、どっしりと構え、相手の言うことをしっかり聞くことで、相手の緊張や不安を呼び起こすこともできます。