会社経営者と経営戦略

経営戦略の上位概念に、経営理念(価値観)と経営ビジョン(目標)があります。

会社経営者として何を大事にするのかという価値観のもとに、どのような会社にしたい、という目標が定まります。
目標と現実の間には普通隔たりがあるものなので、そこをどうやった埋めていくかという道筋、シナリオが必要になります。

それが経営戦略で、最終的には会社経営者がそのシナリオを決め、実行結果に責任を持つことになります。

 

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この目標と現実の間に横たわるもの、目標の達成のために乗り越えていかなければならないものが経営課題、になりますが、それらは大きく三つの観点から分析が可能です。
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一つ目は経営環境(事業領域、需要状況、競争関係)、二つ目は経営力(トップマネジメント、マーケティング、組織)、三つ目が企業力(商品の収益力、営業活動の効率、財務収支の状況)になります。

一つ一つの要素について、何が強みで何が弱みなのか、何が機会に、何が脅威になり得るものなのかを分析し、取り組むべきもの、取り組まないもの、すぐ取り組むべきもの、後回しのするもの等、優先順位をつけていきます。

その中でも事業領域の決定が最も重要な項目で、自らの限りある経営資源をどの事業領域に投下するかに関して、経営目標、自分たちの強み、競争状況、市場の成長性を勘案し、決定する必要があります。これは会社トップにしかできないことと言えます。

決定された事業領域で遂行していく経営戦略は、基本戦略と個別戦略に分かれます。代表的な基本戦略として、成長戦略と競争戦略があげられますが、いずれの戦略の策定においても、自社、競争相手、市場、製品の視点が不可欠となります。

自らが策定した経営目標を踏まえて、自社がどの市場で成長していくのかを決定し、事業のポートフォリオを考え、自らの経営資源をいかに配分していくかを戦略として策定する必要があります。これが成長戦略です。
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一方で、会社は唯一無二の商品やサービスを提供するのでない限り競争者に取り囲まれることになります。

需要はあるが競争のない事業領域にポジショニングできれば最高ですが、そうでなければ、自社を取り巻く競争要因にそれぞれ攻撃的、もしくは防衛的アクションを取っていくことで対処していくことになります。

これが競争戦略です。

上記の基本戦略のもとにさらに機能別戦略や組織戦略などの個別戦略が構築されていくことになります。

会社経営者には、基本戦略を重視しつつ個別戦略の実行が全体と整合して機能しているかを適宜チェックしつつ、経営目標を達成していく姿勢が問われます。

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