会社経営における人件費の意味と価値

会社経営においては人件費について考えることは重要です。
仕事を分担し効率的な会社経営を行うためには、有能な人物を採用し活躍してもらうことが必須になるからです。

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会社の会計処理上は人件費となるのは「給与」「賞与」等の他に、社会保険料の会社負担分、厚生年金保険料や労働保険料などの「法定福利費」、健康診断費用や社員旅行などの「福利厚生費」「退職年金費用」があります。

 

結果として従業員に給与などとして支払われる額の1.5倍から2倍程度になる場合があります。
会社としては単純にコストとみる場合もありますが、これは必ずしも正しくはありません。

赤字経営者がのどから手が出るほど欲しい現金

 

会社のサービスや商品の製造技術などのうちマニュアル化や機械化できない部分取引先との人と人とのつながりでは個人の能力などに依存しており、有能な人材が辞めてしまったり、やる気をなくしてしまうことは会社にとって大きな損失になります。
やる気を高めるために資金をうまく使っていくことが重要なことの一つとなります。

社員と対立しない

企業経営を考える場の指標として、人件費率(売上高に対する人件費の割合)や労働分配率(付加価値に対する人件費の割合)というものがあります。
付加価値とは会社がサービスや商品を生産・提供することで新たに得られる価値で、売上高から外部調達費(材料等の仕入高や外注費用等)を引いたものです。

 

人件費率や付加価値率が高い場合、人件費が高すぎると考えることもできますが、売上高が低いと考えることもできます。
この場合、サービスや商品の生産や販売などの効率が悪かったり、魅力が欠けていることに由来するのかもしれません。
こうしたことを考慮すると会社経営上はコストを減らすことよりも、かけたコストが有効に使われていない可能性を検討し、そうした面での改善を目指すことがまずは重要だと思われます。

 

具体的には、安売りなどを多用しすぎて利益率が低くなっていないか、設備投資や研究費を惜しむあまり、技術レベルが落ちて生産性が他社と相対的に低下していないか、もともと魅力に乏しい商品分野で活動しているのではないかなどです。

 

安売りでは他社と共倒れになったり、資金力の大きな会社には対抗できません。

それよりも自社の魅力を上げて値上げも可能なくらいにすることを考えるほうが良いかもしれません。

 

また、自社の商品分野が魅力に乏しい、利益を上げにくい分野であれば、新しい分野を開拓したり、今までにない魅力を加えることを考えるべきかもしれません。

コスト削減のためだけでなく、こうした問題点をあぶりだす道具の一つとして人件費を考えていってはどうでしょうか。

 

 

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