企業はミッションを経営者が明確にしておく必要があります。
それを社内外に知らせることで、初めて社員はその考えに沿って動くことができるのです。
では、ミッションとは、どのようなことを考え、どう決めたらいいのでしょうか?
こちらでお知らせします。
企業のミッションは、経営計画と大きく関係があります。
何をして、どう社会に貢献するかがないと、社員は外に対して誇りをもって働くことができません。
また、消費者もその企業がどんな企業か知ることができ、その企業を好きになるきっかけとなります。
次のようなことを意識して作ると良いでしょう。
- 具体的で限られた目標に的を絞っていること
- 企業の経営理念や価値観が反映されていること
- 領域が絞られていること
- 市場環境に適合していること
- コア・コンピタンスに裏付けされていること
- 従業員にやる気を起こさせること
ただ「頑張る」などの場合、何を、どう、頑張っていいのか分かりません。
そこで、「映画を通してお客様に喜びを感じてもらう」とか、「食の文化を追求し、豊かなフードサービスを提供する」とか、何について取り組んだらいいのか分かるようにします。
ミッションと会社の理念が真逆の場合、社員はどう動いていいか分かりません。
経営理念や価値観が合致したミッションである必要があります。
領域が絞られている必要があります。
単に「売り上げ20%アップ」とか「業界ナンバー1になる」とか、漠然としていた場合、介護業界でなのか、パン業界でなのか、わかりません。
従業員も消費者もどこに向かっていいか、迷ってしまいます。
市場の環境にも適合している必要があります。
これから消えゆく業界で、「世界一になる」とか、「すべての人類に○○をつかってもらう」などとした場合、それが「かまど」などの場合、無理があります。
コア・コンピタンスとは、ある企業の活動分野において「競合他社を圧倒的に上まわるレベルの能力」「競合他社に真似できない核となる能力」等のことを言います。
よく言われる「自社の強み」です。
自社の強みは最大限に生かさないといけないですし、弱い部分をあまり押しても実現は難しいです。
従業員も人間です。
人間何を、どうしていいか分からないことはできません。
また、「これならできる!」「これはやった方が良い!」と思えるような内容をミッションにすることで社員のやる気も引き出すことができるのです。