プロセスと結果どちらを重視すべきか

会社を経営していると、プロセス(工程)と結果のどちらを重視すべきかと言う話になります。
結果重視では厳しすぎて社員が付いてこなくなってしまうし、日頃の頑張りを評価するためには頑張っている過程を見てあげるべき・・・
本当にそれで合っているのでしょうか?

サムライコンサル塾

プロセスを重視すべきか、結果を重視すべきか、それは割と永遠のテーマ的ではあります。
ただ、ここではカルビーの失敗情報も踏まえてどうするべきか考えてみます。

机の上はパソコン1台でOK

カルビーの失敗

マイナビニュースによると、カルビーはかつて3000にも及ぶKPIを設定していたそうです。
KPIとは「重要業績評価指標」と訳されているが、残念ながらこれを見てもピンとこない

ここではあえて分かりやすいように「マイルストーン」と読み換えて考えてみたいと思います。
会社の今年度の目的、目標をゴールとするならば、1合目、2合目と目印になるのが「マイルストーン」です。
それぞれの位置と時間を考えて現在予定通りかどうかを知る上で便利なツールと言えます。

マイルストーン

例えば、ゴールまでの道のりが10kmだったとします。
ゴールまでの道のりに1kmおきにマイルストーンがあれば、まず道を反れていないことが分かります。
次に、10時間でゴールを目指すとしたら、1時間おきにマイルストーンがあれば、同じペースで進んでいるとか遅れているとか分かります。

 

さて、カルビーはこのKPI(つまり、マイルストーン)を3000も設定していたのです。
現場スタッフの具体的な行動まで細かいKPIを設定していたそうです。

 

例えば、「売上げと利益」「損益分岐点率」「時間当たり生産性」といった項目もKPIを設定。
そのほか、「クレーム発生率(PPM)」「店頭鮮度率(製造から45日を経過した商品が小売店の店頭に並ぶ比率)」「業務改善提案件数」などもありました。
ここでカルビーが失敗したのは、このKPIの達成にも報酬を付けたのです。
つまり「プロセス(工程)も評価する」と言うことです。
結果だけでなく、その過程も評価するというのは温情的な評価方法の様に感じます。

 

しかし、その方法を「KPIの達成」にしてしまったので、良くなかったのです。
例えば、店頭鮮度率(製造から45日を経過した商品が小売店の店頭に並ぶ比率)は低い方がいいのです。

要するにお店で商品が45日以内に売れ、次々新しい商品が出ていると言うことになります。
この数字がいいとKPIが達成となり、営業の評価が高くなるようになっていました。
だから、営業が自分の担当のお店で古い商品を選んで買うようになったのです。
1つのお店で古い商品なんて何個かです。
古い商品を買う社員が出てきた
複数のお店に行って古い商品を次々買ってもそれほどの出費にはなりません。
しかし、KPIは確実に数字が良くなり、営業の評価が上がります
こんなことをしていても当然売れ行きが良くなったりしませんし、会社全体の業績が上がる訳がありません。
それどころか、目先のKPI達成しか見なくなり、ゴールを見失ってしまうのです。

 

失敗を踏まえて

ゴールの設定は重要です。
社員全体でゴールを目指したうえでその過程を見ることは正しいです。
会社経営者の方でその途中にマイルストーンを設定するのも分かりやすくていいと思います。

 

しかし、そこに報酬を付けてしまったら話がおかしくなってきます。
過程はあくまで過程。評価は結果でする方がうまく行くことが多いです。

 

 

サムライコンサル塾

コメントを残す