テレビが映画を殺し、ネットがテレビを殺す、過去から学ばない業界は消える

「ラジオスターの悲劇」と言う曲をごぞんじでしょうか?

ビデオが出現したときにラジオスターは仕事がなくなる、と言う、掻い摘んで言うとそんな内容です。

現在でもそれが起きているのですが、お気づきでしょうか?

気付けない経営者は自社でも同じことに気づいていない可能性があります。

 

サムライコンサル塾

 

過去を振り返る

和訳では「ラジオスターの悲劇」となっていて、ビデオの出現で仕事がなくなるラジオスターの悲劇の様な内容ととらえていますが、この曲はもっと深い意味があります。

原題は、「Video Killed the Radio Star」です。

直訳すると「ビデオがラジオスターを殺す」ですね。

 

ビデオの出現で、ラジオ業界がなくなる、と言うことを言っています。

これを言うと、必ず、「現在もラジオは存在する、極論だ」と反論される方がおられます。

それこそ内容を分かっていないと言えます。

 

1960年代ではラジオはメディアのトップでした。

多くのスターが生まれています。

その後、テレビが普及し始めると、音だけではなく映像も楽しめるようになってきます。

そうなってくると当然主流はテレビにシフトするのです。

 

「新しい」「情報が多い」「便利」などシフトする要素が満載です。

この「Video Killed the Radio Star」は過去を懐かしむ意味や、若い者には懐かしさは分かるまい、と言う落胆も含まれています。

分かるわけがありません。

「テレビネイティブ」と言われたかどうかは分かりませんが、生まれた時からテレビがある世代には、ラジオは時代遅れにうつります。

もちろん、ラジオの方が好きない人はいるでしょうが、少数派です。

 

現在に置き換える

過去のことを考えたので、今度は現在と未来について考えてみます。

インターネットの普及で、「ビデオ」とか「録画」とかそういった意味が陳腐化しています。

市場と会社経営

消費者は見たい時に見たいものを見れる時代が来始めているのです。

「見逃した」とかはなくなります。

見たいと後で思ったら、後から見れるのです。

 

レコーダーでは全部の番組を録画できる機能などがありますが、将来的には衰退していくでしょう。

実際、録画すると言う「所有欲」を満たしたら終わりで、それらすべてを見ているわけではありません。

予約録画したコンテンツさえ、6割から7割くらいは見ていないのが現状です。

 

テレビ番組を作っている関係者は、こういった状況を理解して番組作りをする必要があります。

「来週も観てくださいね!」とかは「次回もみてくださいね!」とかになるでしょう。

「来週」と言う概念はなくなります。

テレビと会社経営

「来週の火曜日オープンのお店です。」などは「2017年10月20日オープンのお店です。」と具体的な日時を言うようにしないといけません。

もっと言うと、西暦も入れておかないと何年の10月20日か分からないのです。

今年観るとは限らないのですから。

 

世の中の動きについてこれない制作側は、日本映画が衰退したようについてこれなくなると衰退するしかありません。

DVDやブルーレイも一部のマニア向けの商品となるでしょう。

普通の人は、ネットで観れたらそれで欲求は満足なのです。

過剰な画質などは要りません。

過剰な高音質も要らないのです。

 

テレビ業界は、「コンテンツを作っている」と言う考えからメディアがシフトしているのを受け入れ、ネット配信を中心に(少なくとも意識した)コンテンツ作りをする必要があります。

 

会社経営者の方はこの内容をご覧になりどうお感じでしょうか?

自社でもテレビやラジオでのCMを打たれているかもしれません。

それだけではなく、ネットも取り入れていかないといけないのです。

なんだかわからないからと言って、ツイッターやフェイスブックを無視していると、ひと世代過ぎたころにはその時の消費者に対応できない企業となってしまいます。

なんでも飛びつくのもどうかと思いますが、変われない企業は消えていくのみ。

 

ビデオはラジオスターを殺しました。

ネットも変われない企業を殺すかもしれません。

 

 

サムライコンサル塾

コメントを残す