仕事をする場合、自分だけならばとにかく頑張れば自分の能力いっぱいいっぱい位までには頑張れます。
ところが、従業員や他社に頼む場合は、スケジュールが崩れがちです。
これを崩さない、崩れさせない、方法があるのです。
しかも、それは特別なことではなく、たった一言の「言葉」だけなのです。
スケジュールが崩れる時
スケジュールが崩れるときは、だいたい決まています。
他社に依頼した時などは、その会社が気が乗らない状態の時です。
依頼した仕事に対して、その会社の経験値が低く、実現できるかあやふやな場合。
そんな時は、とにかく進捗が遅いです。
下手したら、手戻りも出てきます。
従業員や他社にスケジュールの進捗を聞くときはとても神経を使います。
無神経に聞いたら、本人がやる気をなくしてますますスケジュールが遅れることや、ぎりぎりになって「やっぱりできません」と言い始めるなど最悪なケースもあり得ます。
それは事前に回避させることができます。
「いつまでにできますか?」
と、聞くと、とりあえず何かしらの日程を回答するでしょう。
例えば「来週の金曜日です」など。
容易に推測できる通り、これはガラスの納期です。
ほんの些細な事柄で簡単に壊れます。
しかも、多くの場合、何かこちらに伝えていない何かを抱えていることが多いです。
ここで「本当の納期」を聞き出す魔法の一言です。
「最悪の場合の納期は?」
そしたら、だいたい本当の納期が出てくるものです。
「再来週の末までには絶対に」など。
1週間、下手したら2週間違ったりします。
ここで念押しです。
この一言が最も大事です。
「じゃあ、最悪でも再来週の末までには」
これはダメ押しです。
本人が自己申告した納期よりも後の日時をこちらが指定しています。
相手にとっては、自分が言った言葉です。
仕事上責任を持ちます。
こうして本当の納期を把握できたわけなので、そこからこちらの都合で何日縮めるとか、本当の納期はどこなのかわかったので、後のスケジュールを組みなおすか考えることができるようになりました。
人はうそをつきます。
嘘でなくても、本音と建前があります。
うまく本音を出してあげることで、相手自身がそれを守らなければならないと思うのです。
こちらで守らせるのは大変です。
重要なのは、本人が守ろうとすることです。