似ているけれど、実は全く違うものってあります。
なめくじとカタツムリは似ていますが、実は全く違います。
人に置き換えて考えてみましょう。
なめくじとカタツムリはどちらが優秀か
なめくじとカタツムリ、どちらが進化系だと思いますか?
なめくじが進化して、カタツムリになったのか?
カタツムリが進化して、なめくじになったのか?
殻をもった分、なめくじ→カタツムリ、だと思われる方がおられるでしょう。
でも、生物界では、カタツムリが進化してなめくじになったとされています。
つまり、殻を持っていたカタツムリは、殻の分重たいのです。
また、殻を維持すると言うのは、その分エネルギーを使います。
負担の分を切り捨ててカタツムリはなめくじに進化したのです。
なめくじの挑戦とえらいところ
殻があると中に逃げ込めるので安全です。
自然界に置いて絶対安全と言うことはないとしても、目先の外敵からは守られるでしょう。
乾燥からも守られているでしょう。
それを捨てて、身軽さとエネルギー消費の節約を取ったのです。
これまでよりもエネルギー摂取が少なくてすむでしょう。
これまでよりも遠くに行けるでしょう。
自由になったのです。
自由になると言うことは、その分リスクも伴います。
サラリーマンが会社経営者になったのと似ています。
今までのように守られている環境から一歩外に出るのは怖いし、不安です。
そのリスクを抱えることができたものだけが、自由を手にできるのです。
なめくじの背中には、カタツムリの殻の跡が残っています。
これはサラリーマン時代の、カタツムリ時代のことを忘れない戒めなのではないでしょうか。
サラリーマン時代の失敗は、単なる失敗です。
取返しもできるでしょう。
逆に、失敗しないものはいません。
会社経営において、失敗は致命的です。
会社がなくなってしまうかもしません。