そもそも会社を作る理由とはなにか

「会社に勤める」とか「会社に就職する」と言う方はゴマンいますが、「会社を作る」と言う人は日本ではマイナーです。
これはアメリカに比べて失敗した時のリスクが大きいからと分析する人もいます。
ところがそれは違います。

 

当然メリットがあるからわざわざ会社にする訳ですからね。
今回は「会社を作る」と言うことと「メリット」についてお知らせします。

サムライコンサル塾

会社を作るメリットは次の通りです。

 

信用が高くなる

「株式会社」と言われたらその存在を確かに信用してしまいます。
実際ありもしないのに「株式会社」を名乗ることは法律で禁止されてます。

存在しない株式会社は名乗ってはいけない

名刺を作ったりするのは自由に作れますが、ありもしない会社名で名刺を作ることは出来ないのです。
厳密には、名刺は作ってもいいけれど、それを他人に渡すなどして名乗ってはいけないということになります。

 

雇用

会社にすると、信用が高くなるので社員を雇いやすくなります。
ハローワークなどにも求人を出しやすくなりますし、助成金なども受けやすくなります。

 

助成金

行政としてもいつ始めていつ辞めるか分からない「個人事業者」よりも所在もはっきりしていて、いつ設立されたか分かる「会社」の方が信用しやすいと言えます。

助成金を受ける
せっかく助成金を出したのに、出した直後にいなくなって、どこにいるか分からない・・・では、許可を出した人は責任問題になってしまいます。

 

銀行

銀行でも同じです。
お金が借りやすくなります。

銀行にお金を借りやすい

銀行の場合、過去3期の業績を見て判断することが多いですが、会社でないとそういった帳簿がないことが多いです。
「信用」に対してお金を貸すのに、信用となる根拠がないのです。
確かに、貸す方の立場で考えたらお金は貸しにくいですよね。

 

 

税金が安くなる

実は、先の「信用」の方はサブ的な目的と言えます。
多くの会社経営者が会社を作る理由は、税金が安くなるからなのです。

 

税金のみ法律があって、好きな額を払ったらいい訳ではありませんが、細かなお金の使い方については取り決めがありません。

 

例えば、社用車を買うとして、ベンツは社用車にはならなくて、軽トラックは社用車になる、などのルールは存在しないのです。
ただ、ある人にとってはベンツは社用車になったり、ならなかったりします。
業務内容を考えて、そのベンツが業務に必要かどうか、が判断基準となります。

 

割と決め事として緩いので時々もめます。
だから、裁判になることがあります。
そういった過去の判例から税理士や会計士は少しづつ情報を整理して、「これは経費に入る」「これは入らない」と判断しているのです。

 
では、会社の経費になると言うことは、どういうことでしょうか?
実は、日本の会社のほとんどは本来の「株式会社」の機能をしていません。

 

本来は「株主」がいて、「社長」がいて、「会社本体」があるのが正しいです。
会社は株主のもので、株主総会で社長を選出します。
成績が良ければ、社長は続投で、成績が悪ければ新しい社長を準備します。

会社全体は社長が誰であっても、社長の判断に基づいて営業活動を行います。

 
ところが、日本の会社は約400万社あると言われていますが、このうち92%が社員30名以下の小さな会社です。
社長が株主であり、会社本体でもあります。
そのため、成績の良し悪しに関係なく社長は社長であり、会社は社長の物なのです。

 

実際は商店街の「個人商店」などのお店と実態は変わりません。
しかし、「株式会社」にしたら「株主」兼「社長」兼「会社本体」の完成です。

 

この時どのようなことが起こるかと言うと、「公私混同」ができると言う訳です。
誤解を恐れずに言うとしたら、領収書が切れる全ての物は経費にできるのです。

 

中小企業の社長は3つの財布を持っていると言っていいでしょう。

3つ目の財布 369066

1つ目は「個人の財布」。これは誰でも持っているでしょう。

2つ目の財布は「会社の財布」。売り上げなどが入ってきて、給与や家賃などが出ていきます。

そして、「経費」が3つ目の財布です。
「会社の財布」と思われがちですが、自分自身が会社である以上、個人としての買い物と会社としての買い物を分けることは極めて困難です。
この「3つ目の財布」があるので、中小企業の社長はそれほど給料がなくても意外にお金を自由に使うことが出来るのです。
そして、言うならばこの「3つ目の財布」こそが、会社にする一番の理由と言えます。

 

 

サムライコンサル塾

コメントを残す