ファンケルは化粧品で成功した会社ですが、顧客のニーズをとらえて、ニーズのある商品を開発、販売して成功した会社です。
成功の方程式を実例を交えてみていきましょう。
商品の発見
ファンケルの創業者、池森賢二氏は37歳で脱サラしましたが、事業に失敗しています。
ちなみに、2000万円近い負債を負ったと言います。
その後サラリーマンではなく、兄のクリーニング店を手伝い、外回りを担当しました。
2年半で借金を返したと言います。
外回りをしているときに、多くの女性と出会います。
ここで、化粧品による肌トラブルに悩む女性が多いことを知ります。
そこで、「肌トラブルのない化粧品」の開発に進みます。
1980年(43歳)の時に24万円でファンケル化粧品を設立します。
化粧品の通信販売なので、通常で考えるのならば、量を多くして、数回送る分を1回にして送料を減らそうと考えます。
ところが、ファンケルは商品を見ました。
化粧品の肌トラブルの多くは、添加物あることを突き止め、添加物を排除しました。
そこで、逆に便を小さくして、5mlだけしか入らないものを採用しました。
1週間で使い切る化粧品を言うこれまでにない価値を作りました。
肌トラブルを抱えた女性に口コミで広まり成功しています。
その後、囲い込んだ顧客が健康志向の高い女性だと分かっていたので、化粧品のさらなる商品追加や、食品に展開させていきました。
「発芽米」も大ヒットして、会社はさらに成長しています。
最近では、女性の悩みを次々解決するような商品に取り組んでいて、便秘解消のためのサプリメントなども扱っています。
ファンケルの成長はまだまだ続くと思われます。